上野から三ノ輪は徒歩圏内です
このブログに特にオチはありません。
金曜日。ちょっと残業した夜。
私は日比谷線三ノ輪駅近くの老朽マンションに向かって昭和通りを歩いていました。
歩道は広々
この三ノ輪の物件には愛着があり、自分の人生はここで本当に始まったんじゃないか位に思っているのですが…いかんせん私も建物もトシを取りすぎたみたいです。
水道水が赤いんです。鉄の味がします。そして、水道水を飲むと妙にお腹がゴロゴロします。
エレベーターが無いのも辛いし…階段の昇り降りは膝が痛いぜ。
(よく金縛りに遭うっていうのは、ノーカウントとします。)
そんな理由で引っ越しました。
ちょうどいい物件があったので、衝動的に契約しました。身の回りの最小限の荷物だけ持って。…引っ越したらお腹の調子は改善されました。
私の新居しか見た事の無い友人は、私をミニマリストと誤解しています。
三ノ輪には片付け物をしにちょこちょこと帰っているのですけど、一向に片付きません。むしろ、たまに帰ると至極居心地が良いので、物置兼秘密基地状態です。
経済的にはやばいですけど。
高層ビルがないから日当たりがよくて、スカイツリーも見えますよ。もちろん隅田の花火もです。
それでいて立地上、人目も気にならないので窓を開けてパンイチで過ごせます。ご近所さんも割とみんなパンイチです。この辺だとステテコはアウターです。どうして知っているのかというと、お互い気が緩んでパンイチのまま部屋の外に出るからです。なんか、緩いんですよ。都内だけど。
買い物にも不便しませんしね。
ご飯だけセットしてジョイフル三ノ輪商店街に行けば、美味しいお惣菜や肉魚野菜が手に入ります。(美味しい味噌や手作りのぬか漬けなど、引っ越してからもここに買いに来てます。)
なんでも揃ってるオリンピック三ノ輪店も便利です。2階はDIYに必要なものと衣類が共存していて、3階はドラッグストアと家電インテリアです。
当日配送してくれるので、押入れボックスを購入して配送を頼んだら…私の父くらいの方が階段を上がってきてくれて…本当にすみませんでした。(今度は下で電話してね、ってレジのおばおねえさんに伝えよう。)
旅番組が好きなら、三ノ輪橋駅から都電もオススメです。おばあちゃんの銀座で有名な巣鴨まで直通です。観光客が多いかと思いきや、現役で地元のお年寄りの足って感じ。若者は座れない雰囲気。私も若者のふりをして座りません。
いいところなんです。三ノ輪は。ある点を除いては。
かわいいゆるキャラ?も迎えてくれるよ
今日も職場から直接帰る事にしたのですが、私が引越しを決意した理由がもう一つありました…日比谷線に乗りたくない!
日比谷線の乗車率は首都圏のワーストランキングの上位に位置するのですが、三ノ輪の位置するエリアー北千住~上野がまさに混雑のピークなのです!
…バカです。そんなことも調べずに住んでしまったなんて。若くてものを知らなかったんだな。まあ、そうでなければここに住むことも無かったのだけど。
朝の8時から9時台はあばらがミシミシいうレベル。
というか、ある時肋骨の隙間にクロコのバッグの角っこが刺さっていましたので、持ち主に目で訴えたところ…舌打ちされて「デブ」と言われました!デブですけど?
お願いだから混んでる時はバッグを肩にかけないで!
それともアレか?私と密着しないためにバッグでガードしたのかい?
他人に近付かれると不快に感じる空間をパーソナルスペースと言うそうですが、全身が密着では確かに心も荒むってもんです。私も、一瞬「あれ?人ってグーパンチしていいんだっけ?」って思っちゃいましたから。自分が怖い。暴力はダメ!
都営バスさんが昭和通りの三ノ輪〜上野間にバス停を作ってくれたら助かるんですけどね。その場合、メトロとの間に血が流れるんでしょうか?
自転車という選択肢も検討しました。
上野駅周辺には駐輪場もあるにはあるんですが、人口をカバーするにはちょっと足りない気がして、停められないと悲惨なのでやめました。
この反省を踏まえて、もう一つの憧れの街・門前仲町に住むことは断念した次第です。ワーストランキングの1位は東西線の木場~門前仲町間ですからね…
そんな訳で今日も山手線を上野で降りて、日比谷線に乗り換えるべきところ…昭和通りを歩くことにしました。タクシーっていう選択肢は給料日前の私にはありません。5月はまだ夜涼しくて、気持ちの良い晩ですし…今ならまだ蚊もいませんからね。一本道をただ歩くだけです。
浅草では今、三社祭の真っ只中ですので、今週末は祭りを見物がてらWINS浅草で馬券を買って、以前から気になっていた屋台の佐世保バーカーを食べてみようと思っていたのです。
と、ここで祭りの屋台が目に飛び込みました。
そうか!入谷の小野照崎神社もお祭りなんですね!?
こちらは、寅さんで有名な渥美清さんがタバコを断って願掛けしたことで有名です。
JR鶯谷駅から金杉通りに入って進むと右手に見えます。立派な神社です。
私だったら何を断つのが一番辛いでしょう?
まあ、食うことは我慢できませんね。
この週末はお祭りフード三昧だな。
夜風に揺れて風情があります。
ちょっと入りたい感じの店先。何屋さんかな?
”オープン”かと思いきや。おでん屋さんです。
夜の植木屋さんの店先がジャングル
樋口一葉の小説に出てくる神社
こちらは来週お祭りですね
一息ついていい雰囲気。お疲れ様でした!