東京の東側が好き

東京の東側な日々ときどき都心

南インド料理に目覚めたかもしれません

最近オフィスが寒いんです 

蒸し暑いので、衣類を夏物に切り替えたと同時に、空調も夏モードに切り替わったようです。

今の職場はむさくるしい野郎ばかりなんですよね。(そして皆私よりヤング)

きっと暑い屋外から入ってきて「あちぃ」とか言いながら設定温度を下げまくっているに違いない。

馬鹿共め。

 
毎年夏になると、レディー達が「やださむーい」と言ってるのを見て
「スカート履いてるしね。」程度に思っていたのですが、老いて辛さがちょっと分かったかも。
これからは多少暑くても文句を言わないことにしよう。
アタシも冷え対策にジンジャー紅茶飲もうかしら。
 
余りの寒さに耐えかね、数ヶ月前に近くの100均でひざ掛けなど見かけたのを思い出し、買いに行ったのですが・・・
無い。もう夏だから。冷感グッズしかない。
 
ひとつ提案させていただくと、オフィス街では冬暑く、夏寒いんですよ。
だから、冬にうちわや卓上扇風機を置けば売れると思うし、
夏はひざ掛けや腹巻やふわもこスリッパが売れると思う。
色々間違っていますけど。
  

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気がついたら南インド料理屋さんでタンドールの前に座っていました。
バターの良い香りがして、南インドの大地のように暖かです。(憶測ですが。)
ここは八重洲ブックセンターの近く、南インド料理ダクシンさんです。

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お隣のブルガリア料理も非常に気になる

インドカレーの苦手な私がご紹介していいのか分かりませんが

インドカレーは今まで片手で数えるくらいしか食べたことがありません。
口に入れれば美味しいとは思うのですが、何度も食べたくはならなかった。
どちらかといえばタイカレーのほうが好みです。
冷えたからうどんでも食べようと思ったのですが、同じことを考えた人たちで満席だったみたいです。その日私はランチ迷子でした。
 

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CセットとDセットの違いがよくわからなかったけど、お米の違いのようですね。

メニューはこんな感じ。
ライスとプーリまたはドーサが食べられるCセットに行きました。
流水りんこ先生の「インド夫婦茶碗」を読んで、プーリ、ドーサ、サモサという言葉が頭に残っていたので即決しました。
 
店内は広くてきれい。内装も素敵。写真撮ればよかったな。色々撮ってるけど。
初めて訪れたときは15時手前でお店は空いていて、インド人店員さんがまめにお世話してくれてフレンドリーでした。暇だったんだな。
今日はランチのピークタイムだったみたいで、店内は混雑。混雑具合にかかわらず料理が出てくるのは結構早い。
メニューにはお代わり自由とあるし、料理について質問したりコミュニケーションを楽しみたければピークを外せばいいんですね。

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 とはいえボリュームがすごくておかわりとか考えられませんでした
 
これはプーリのセット。プーリの下に大盛りご飯が隠れていました。カレーを2種類選ぶのですが、まさか4種類来るとは思わなかったので、一瞬ひるみました。
 
プーリは揚げたパンと言ってよいでしょうか?中は空洞で、生地は薄くて軽くてしっとりしています。

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千切るとしぼみます。思ったより油くさくなくて、風味が上品。オイルが違うんですかね?
 
奥の白いものは豆から作られたせんべいです。
パンとご飯とせんべい?って戸惑いましたが、ご飯をカレーとよく混ぜて、このせんべいを砕いてまぶして食べるのが南インド流とのこと。パリパリで淡白なのにそのまま食べても非常に美味しいです。
我々が食べ物に揉み海苔をかけて食べるのも、外から見ればきっと不思議な食文化なんだろうな。
 

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右の揚げ餃子みたいな色をしているのはサモサ。テトラパックみたい。
中身はつぶしたカレー粉風味のポテトにグリーンピースがちょっと入っていました。
子供の握りこぶしくらいの大きさで、実は食べ切れず。
ペーパーナプキンに包んでオフィスに持ち帰り夜食にしたのですが、冷めてもサクサクしていてとても美味しかった!
 
肝心のカレーは・・・「これはスープ」「これはカレー」って教えてくれましたが、全部カレーだろと首をかしげながら、分かった振りをして口に運びました。(多分、カレーって言ってたのはカレーリーフが入っているカレーのことだと思われます。)
味は食べたことが無さ過ぎて認識できない味だった。私には説明不能です。
インドカレー屋さんの定番バターチキンカレーとは違う星のカレーみたいで、色んなスパイスがゴロゴロ入っていて、具の野菜は溶けて見えなくなっています。
美味しいとも、まずいと認識することもできず、でも手と口が止まらず、訳も分からず食べ続けました。なにこれやばい。
 
ココナッツとチキンが入っているカレーは私にも食べやすかったです。
 

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インドカレー店で卵のカレーを頼むとゆで卵が入っていることを忘れて油断しました。こちらも比較的食べやすい味です。
 
しかし、4種類のカレー、ご飯とパンに豆のせんべいまで絡んで、食べる順序や組み立てやペース配分が全く分からず、計算不能に陥りました。それに複雑なスパイスの味。カレーAとカレーBの違いってなんなんだ?
さすが数学に強いと言われるインド人。
私の普段の食事が1次方程式ならこれは4次方程式?よく分からないのに再来店してしまった!
 

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こちらは今日頼んだドーサのセット。マトンの入ったカレーは…マトンだったな。
 
真ん中のクレープのようなものがドーサ。薄焼きで塩味のサクサクとしたクレープのようなもの。プーリとはテイストが違う。
写真では伝わらないかもですが、メガホンのような大きさです!
何故か今日はご飯が先日より少なめだったので、なんとか完食できました。
 

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先日と違ったものがもうひとつ。なんだろう。この白いのは…ヨーグルトソースというものでしょうか?
サワークリームをイメージして口に入れたら、酸味が無くて、生クリームのようなとても優しい香り。それでいて、何やら摺りおろした野菜のようなものが入っていて、口当たりがとてもさっぱり。
これはどう使えばいいのか分からないけど、多分自由でいいんですよね?
よく分からない味のスープカレーと一緒にご飯に混ぜたり、マトン臭の強いカレーに入れてみたり、ドーサにつけたりして、美味しくいただきました。
 

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もうちょっと美味しそうに撮影すればよかったね

今日はサモサの代わりに、ピーマンのてんぷらのようなものがついていました。(名前は覚えられず。)
てんぷらと言っても、分厚い衣のもっさりと冷めたてんぷらです。田舎の親戚ってどうしてそういうてんぷらを持たせてくれるんだろうね。
けなしているようですが、先日のサモサにしても、こういう野菜の軽食ってありそうでなくて、とても気に入りました。ご飯のおかずでもなく、甘いものでもないおやつを私は欲していた事に気づきましたよ。
 
タイカレーが女性的なら、こちらのカレーは男性的という印象でした。
男子校の修学旅行のような、興奮と混乱と理不尽さとちょっとの悲しみが私の脳を麻痺させました。結局あのカレーが美味しいのかまずいのか、好きなのか嫌いなのか分からないままですが、またあの店に行くと思います。
 
不思議だったのは、カウンター席で、両隣の人が猛烈な勢いでナンを千切って何かと戦うように口に運んでいたことです。ナンがめちゃくちゃ美味しかったのでしょうか?
私がものすごい加齢臭を発して不愉快だったのでしたら大変申し訳ないのですが・・・
 
料理は全般的に塩味は強くなく、確かにスパイスは辛いのですが、それほど水を欲しませんでした。
野菜中心のせいか、冷たい汗が出るほどスパイシーなものをたらふく食べたのに、全くお腹が痛くなりませんね。昼にから揚げ定食とか食べると、大抵やばくなるんですけど。
 
ただ、暑い地方の食べ物って体を冷やしてくれる作用があるんですよね?
今日はカレーで良かったのかな?
ひとつ分かっている事は、元気が出たという事です。